まさかの放送中断!しかもCG未完成?
2017年末に韓国で放送されたドラマ『花遊記(ファユギ)』は、「あのホン姉妹脚本」×「イ・スンギ復帰作」という超話題作。
ところが、まさかの放送事故しかもCG未完成やスタッフにけが人まで出てしまうなどいきなり大事件が勃発してしまったドラマです。
「妖怪より怖いのは制作現場だった」と言われるほど、スリル満点の舞台裏。
その真相を、掘り下げていきましょう。
『花遊記』撮影現場でまさかの大事故!

スタッフのAさんが、シャンデリアを調整中に約3メートルの高さから転落。
腰骨と骨盤を骨折し重傷を負ったと報じられています(報道:朝鮮日報・2017年12月28日)。
しかも事故の原因は、照明作業を専門外の小道具担当者に任せていたこと。
これ、労働安全法的に完全アウトでした。
後日、韓国の雇用労働部が現場調査に入り、木材の足場の危険性や、補修のずさんさを指摘するという異例の事態に発展しています
現場を取材した全国言論労働組合は「再発防止策すら用意せず撮影再開していた」と事故後についての対応にも疑問を投げかけていました。
tvN側は即座に「ご家族と協議しながら対応中」とコメント(tvN公式報道資料・2017年12月26日)を出しましたが、撮影再開の早さには批判の声も多く上がっていたとのことです。
被害スタッフの容態については、公式発表によると、一時下半身まひの診断を受けました。
しかし、治療が継続中とのこと。
MBCアート側がサポート体制を整えたと伝えられています。
「23日午前2時頃、翌日の撮影準備のための過程で発生した今回の事故直後から、制作責任者がスタッフの救急室移動と初期診療過程まで共にし、継続的に連絡を取ってきました」とし、「その後、ご家族が事故処理方法の議論をスタッフの所属会社であるMBCアートに一任し、27日に制作会社であるJSピクチャーズとMBCアートの間で議論が予定されている状況です」と付け加えた
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E9%81%8A%E8%A8%98
前代未聞の生放送ドラマ事故

事故の翌日、12月24日に起きたのが、もう一つの災難でした。
それは前代未聞の、放送事故です。
第2話の放送中、突然画面が消え、宣伝映像が10分以上も流れるというトラブルが発生しました!
その後、また10分間ほどの遅延があり、最後には突然放送が中断されたとのことです。
第2話は翌日25日の午後6時10分に放送されています。
「CGの処理が間に合わなかった」とtvN側は説明しましたが、放送された映像には、なんと幽霊役のスタントワイヤーが見えたままのシーンまであったと視聴者が語っています。
SNSでは「これ放送していいレベル?」と総ツッコミ状態。
実は韓国ドラマ業界では、このギリギリ進行が恒例です。
週2話放送に追われ、編集は放送数時間前に終わることもしばしば。
「編集室は修羅場」と関係者も語るほどです。
つまり『花遊記』の事故は、いわば業界習慣のツケが爆発した結果だったとも言えます。
ちなみに、第1話は好評スタートだっただけに、視聴者の落胆も大きく、「最高評価から一転、悪夢の事故劇」とまで呼ばれました。
雇用労働部も動いた異例の調査

事態の重大さを受け、雇用労働部が撮影現場を直接調査するという異例の展開に発展。
報告された問題点はなんと3つもあります。
- 崩落した天井を補修しただけで、本格的な補強なし
- 引火物質や木材が床に乱雑に置かれたまま
- 危険な木製はしごを使用する作業を続けていた
これはもう「事故が起きてもおかしくない」状況そのもの。
しかも、事故後すぐに撮影が再開されたことも問題だったと言われています。
現場のスタッフは「安全より納期」と言われ続けていたとのうわさもあり、韓国ドラマ界の超スピード文化の闇が浮き彫りになりました。
放送事故の裏で反日シーンも物議

実は『花遊記』は放送事故だけでなく、反日的演出でも話題になりました。
韓国ドラマ「花遊記(ファユギ)」における主な反日シーンは、以下の通りです。
- 牛魔王の悲恋の過去の100年前のシーンで、日本人が登場し、牛魔王の奥さんの生まれ変わりが日本人に銃で撃たれる描写があること。この過去の出来事はドラマの悪霊関連のエピソードに関わっています。
- 現代パートにおいて、悪人で政治家を目指す人物の一族がかつて親日家であった過去が描かれ、親日だったことが明らかになると選挙に当選できないというシーンがある点。この設定が反日的な意図として指摘されています。
これらの描写により、反日感情が小さな要素としてドラマに含まれていると受け取られることがあり、視聴者の中には批判的な意見もあったようです。
ドラマ全体としては西遊記をモチーフにラブストーリーやファンタジー要素に重きが置かれておりファンタジー色が強く、ストーリーの核心には関係のない要素でした。
とはいえ、視聴者の目が厳しい日韓両国では、ちょっとしたシーンでも炎上してしまう時代なんですよね。
花遊記のあらすじやキャスト・見どころを紹介!
あらすじ
主人公のチン・ソンミは幼い頃から妖怪や霊が見える能力を持っており、周囲の人から「気味悪い」と忌み嫌われて孤独な少女時代を過ごしていました。そんな中、偶然出会った妖怪の牛魔王ウ・フィから、ある大切なものを取り戻してほしいと頼まれます。その依頼を受けて、ソンミは五行山へ向かいます。
五行山では、長い間500年以上も封印されていた大妖怪・孫悟空(ソン・オゴン)と出会います。孫悟空は天界で問題を起こし、天帝により封印されていました。ソンミは緊箍児(きんこじ)という法具を使い孫悟空を自由にしますが、その法具によって孫悟空にはソンミに逆らえない制約がかかっています。
物語は、ソンミが孫悟空とともに妖怪や悪霊を退治しながら成長していく過程や、孫悟空自身が自由と愛を知り心の痛みを理解していく姿を描きます。一方で、牛魔王はソンミの近くで見守りつつ、孫悟空との複雑な関係と悲恋が物語の深い背景となっています。
このドラマは「西遊記」のキャラクターを現代的に解釈し、ファンタジー、ロマンス、アクション、コメディが融合した作品です。主人公3人(ソンミ、孫悟空、牛魔王)の三角関係や友情、愛憎劇がドラマの大きな見どころとなっており、心温まるストーリーと緻密なキャラクター描写が高く評価されています。
キャスト
「花遊記<ファユギ>」の主な出演者の役名と簡単な役どころは以下の通りです。
| 役名 | 俳優名 | 役の説明 |
|---|---|---|
| 孫悟空(ソン・オゴン) | イ・スンギ | 天界一の問題児で強力な妖力を持つサルの妖怪。傲慢な性格で罰を受け五行山に封印されるが、自由を得て人間の女社長ソンミと複雑な関係に。 |
| 牛魔王(ウ・フィ) | チャ・スンウォン | 孫悟空のライバルであり友人。ツンデレな性格でソンミを気にかけ、オゴンとの関係に絡む。 |
| 三蔵法師(チン・ソンミ) | オ・ヨンソ | 幼い頃から霊が見える能力があり孤独。妖怪と人間の契約で孫悟空を解放し、不動産屋の女社長として強く生きる。 |
| 猪八戒(チョ・パルゲ) | イ・ホンギ | 人気アイドルの仮の姿を持つ猪八戒。猪っぽさが残るコミカルなキャラクターだが義理堅い面もある。 |
| 沙悟浄(サ・オジョン) | チャン・グァン | 孫悟空の弟分で忠実な妖怪。オゴンにタメ口で命令される弟分的存在で、温厚な性格。 |
| マ・ジヨン | イエル | 牛魔王の秘書で裏では犬の妖怪。ボスのために何でもこなす。 |
| 羅刹女 | キム・ジス | 重要な妖怪キャラクターで特別出演。 |
| クジャク | チャン・グンソク | 特別出演の妖怪キャラクター。 |
ストーリーは妖怪と人間が織りなすラブコメディで、孫悟空と三蔵法師のソンミとの契約や恋愛、牛魔王や仲間たちとの葛藤が描かれています。
見どころ
韓国ドラマ「花遊記<ファユギ>」の見どころは、西遊記をモチーフにしつつも独自の現代風ファンタジー&ラブコメに仕上げられている点です。特に主人公ソン・オゴン(孫悟空)が持つ「緊箍児(きんこじ)」というブレスレットによって「愛」で縛られる設定は、日本の西遊記とは違った新鮮なアプローチで、ソンミとの切ない関係を盛り上げます。
見どころとしては以下が挙げられます。
- ソンミとオゴンの「愛」をテーマにしたロマンチックでキュンとする関係性。オゴンは強力な妖怪でありながら、愛ゆえに葛藤し成長していく姿に感情移入しやすいです。
- 牛魔王ウ・フィとオゴンの掛け合いがコミカルで魅力的。敵対関係ながら絶妙なユーモアを交えたやり取りがドラマの楽しさの一つです。
- 多彩なキャストたちの個性的な妖怪や人間の役どころ。猪八戒役やゾンビのキャラクターなど、ユニークな設定も盛り上げています。
- 西遊記の要素が随所に散りばめられつつ、現代の都市ソウルを舞台にした物語展開で、非日常感と親近感の両方を味わえます。
- ファンタジーだけでなく友情や命がけの献身など人間ドラマ的な深みもあり、幅広く楽しめる構成です。
ストーリーは後半にかけて複雑な伏線回収もありつつ、序盤のソンミとオゴンのやり取りやロマンスを重点的に楽しむのがおすすめです。全20話の中で、切なくも甘いラブストーリーが展開され、オゴンが本当の愛と心の痛みを知っていく成長劇としても見応えがあります。
このドラマはイ・スンギの除隊後復帰作としても注目され、それぞれのキャラクターが生き生きと描かれているのも大きな魅力です.
よくある質問(FAQ)
Q:事故後、撮影は中止されたの?
A:一時的に停止しましたが、数日後に再開。ただし雇用労働部の指導を受け、安全対策を強化したとtvN側が明かしています。
Q:ホン姉妹(脚本家)は事故に責任があるの?
A:脚本家は制作現場の運営に直接関与しないため、責任は制作会社JSピクチャーズと放送局tvNにあります。
まとめ
スタッフ負傷や放送事故、反日論争まで『花遊記』はまさに波乱の幕開けでした。
確かに、制作現場の安全管理や編集体制には多くの問題がありましたし、「あのtvNですらこれか」と落胆したファンも多かったと思います。
でも正直、あの世界観とキャストの迫力は唯一無二。
イ・スンギさん(孫悟空役)の復帰作としても、チャ・スンウォンさんの牛魔王ぶりも、とにかくインパクト大!
そしてあの混乱を乗り越えて最後まで完走した制作陣には、拍手を送りたくなります。
いや、もうちょっと安全第一でお願いしますけどね。

