ヨム・ヘランは【トッケビ】【賢い医師生活】でどんな役?主な出演作品一覧!

最近の韓国ドラマを見ていると、「あれ、この人また出てる。しかも全然違う役。」って、驚かされる女優さんいませんか。

そう、まさにヨム・ヘランさんのこと。

『トッケビ』で主人公をいびり倒す極悪非道な叔母さんだったかと思えば、『ザ・グローリー』では、娘のために全てを捧げる優しくて強いお母さん(カン・ヒョンナム)に大変身。

その振り幅、まさに「千の顔を持つ女優」ですよね。

彼女が画面に登場するだけで、ドラマがグッと引き締まるというか、深みが何倍にも増すのを感じませんか。

「こんなに演技が上手なのに、なんで最近まで知らなかったんだろう」「あのすごい演技の源はどこにあるの」「プライベートではどんな人なの」って、私もすっごく気になって、徹底的にリサーチしてみました。

この記事では、元々は国語教師志望だったという驚きの経歴から、20年間舞台で培った”職人技”、そしてあの人気作品での名演エピソードまで、他のサイトにはない情報と、親近感たっぷりの解説でお届けします。

彼女のストイックなプロ意識温かい素顔を知ると、もう彼女の出演作は全部見たくなっちゃいますよ。

目次

20年の演劇人生が築いた「カメレオン俳優」の神髄

①ヨム・ヘランの異色のキャリア:国語教師志望から舞台の女王へ

まずは、ヨム・ヘランという女優が、どのように誕生したのか、そのユニークな道のりを深掘りしましょう。

夢は国語教師!「演友舞台」との運命的な出会い

ヨム・ヘランさんは1976年生まれ。

ソウル女子大学の韓国語文学科を卒業した後、当初は国語教師になるのが夢だったそうです。

卒業後も先生を目指して勉強したり、出版社で働いたりしていたというから、本当に真面目で努力家な方ですよね。

そんな彼女の運命を変えたのが、大学時代の演劇サークルでの活動でした。

演劇の魅力に気づいた彼女は、1999年に「演友舞台」という劇団の団員募集に応募し、合格!この「演友舞台」は、ソン・ガンホさんやキム・ユンソクさんといった、韓国映画界を代表する名優を輩出した名門中の名門なんです(cinemacafe.netより)。

彼女はここから2000年に舞台デビューし、約20年間、ひたすら舞台俳優としてキャリアを積みます。

舞台って、一瞬のミスも許されない、圧倒的な集中力と瞬発力が求められる世界。

彼女のあの説得力のある発声や、揺るぎない演技の土台は、この長い舞台生活で築かれたものだと考えると、納得ですよね!

遅咲きのテレビ進出!一作で国民的認知度へ

彼女のテレビドラマ初出演は、なんと2016年の『ディア・マイ・フレンズ』。

演劇で着実に実力をつけていた彼女ですが、お茶の間で一気に顔が知られるようになったのは、同年の大ヒット作『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』のおかげです。

舞台で培った実力をもって、あえて悪役という強烈なキャラクター(チ・ヨンスク役)で登場したのが、彼女のターニングポイントでした。「こんなに意地悪なおばさんを、こんなにリアルに演じる女優は誰だ!」と、視聴者に強烈な印象を残したことで、そこからドラマのオファーが殺到したそうです。

強いインパクトで勝負する」という、彼女の戦略的な選択と、それを可能にした実力が、遅咲きながらも一気に名バイプレイヤーの座を確立させたんですね。

②「トッケビ」の憎悪から「賢い医師生活」の共感へ!名演の軌跡

ヨム・ヘランさんの演技の凄さは、その振り幅にあります。

特に話題になった3作品での役どころを詳しく見ていきましょう。

『トッケビ』:演技が凄すぎて憎まれた「チ・ヨンスク」

https://x.com/kayoyon18/status/1401728200472817666/photo/1

『トッケビ』のチ・ヨンスクは、多くの視聴者が「二度と見たくない」と思うほどの極悪人でした。

主人公ウンタク(キム・ゴウン)の保険金を奪い、家でも学校でも彼女をいびり倒す姿は、まさに人間の欲と冷酷さの塊

私なんて、見ていて本当にイライラしましたもん。

でも、そのイライラこそが、彼女の演技の勝利なんです。

「お顔がきついから、始めは『どっち?』『いい人なの?悪い人なの?』と思わせる役どころの多いヨム・ヘランさん」という視聴者の声にもあるように、彼女の持つ強い眼差しが、悪役の説得力を何倍にも高めていました。最後、トッケビに懲らしめられるシーンは、カタルシスを感じずにはいられませんでしたね!

『賢い医師生活』:たった一話で視聴者を泣かせた母親役

彼女の感情表現の深さを語る上で欠かせないのが、『賢い医師生活』シーズン1の第1話でのゲスト出演です。

小児病棟で、病気の娘・ミニョンを看病する母親を演じました。

娘を救いたい一心で、医師に食ってかかる必死な姿は、一見クレーマーのように映ります。

しかし、娘の死を受け入れ、担当医に「ありがとうございました」と静かに頭を下げるシーンは、母の愛と諦め、そして感謝という複雑な感情が凝縮されていて、本当に涙が止まらなくなります。

たった一話の出演で、これほどまでに視聴者の心に深く突き刺さる演技ができるのは、彼女が「生命」や「家族の愛」というテーマに真摯に向き合っている証拠でしょう。

私もこの回を見て、「やっぱり舞台出身の女優さんは違う」と鳥肌が立ちました。

『ザ・グローリー』:希望の光「カン・ヒョンナム」の強さ

そして、彼女の演技力が世界に知れ渡ったのが『ザ・グローリー』のカン・ヒョンナム役です。

夫からのDVに苦しみながらも、娘のために必死に生きるこの役で、彼女はDV被害者という難しい役柄を、ただの「かわいそうな人」で終わらせませんでした。

ドンウン(ソン・ヘギョ)の復讐計画に加わる時の明るい笑顔や、時折見せるお茶目な一面が、重い物語の中での癒やしになっていましたよね。

「顔をボコボコにされながらも、娘のために明るく振る舞う演技。そして、笑い上戸でつい探偵になりきってしまう可愛いところ」は、まさに絶望の中の希望でした。この役を演じきった彼女に、私は個人的に最優秀助演女優賞を贈りたい気持ちでいっぱいです!

③素顔と哲学:ストイックな女優の私生活と信念

凄まじい演技を見せる彼女ですが、カメラが回っていないところではどんな人なのでしょうか。

プライベート:バラエティで見せた気さくな「アジュマ」の素顔

https://x.com/RokuHana3/status/1045837051906555905/photo/1

彼女は普段、私生活をあまり公にしないタイプですが、2024年にリアリティショー『マイネームイズガブリエル』に初出演し、その親しみやすい素顔を見せてくれました。

彼女が体験したのは、中国・重慶世界最大の火鍋食堂の支配人の人生を72時間生きるというもの。

400人以上の従業員を抱える巨大な食堂で奮闘し、休憩時間には地元の友人たちと麻雀を楽しむという、庶民的で気さくな一面を見せました(MKより)。しかも、麻雀に負けてアイス代をクールに払ったり、実家の母親が実は麻雀の達人だったというエピソードを披露したりと、本当に可愛らしいんですよね!

強烈な役を演じる裏側には、飾らないユーモアと適応力を持った、温かいママさんの顔がある。

このギャップに、ますますファンになっちゃいます。

彼女の演技哲学:「自分からキャラクターに到達する」

彼女の演技に対する姿勢は、徹底的に真摯ストイックです。

彼女はインタビューで、役作りについてこう語っています。

「私は演技するとき、自分から始めてそのキャラクターに到達する過程だと思っています。時には自分に近い道もあれば、遠い道もある」(MK インタビューより)。

つまり、どんな役でも「自分とは違うから」と突き放すのではなく、まず自分の中に共通点を探し、そこから役の感情に近づいていくというアプローチなんですね。

だからこそ、『マスクガール』での狂気の母親も、私たちが見て「え、別人」と感じるほど、完璧にその役になりきれるのでしょう。

この言葉に、20年間舞台に立ち続けた役者の魂を感じます。

ヨム・ヘランに関する「ライバルサイトにない!深掘りQ&A」

Q1. ヨム・ヘランの「マニッシュな魅力」が爆発した作品は?

A. 『椿の花咲く頃』の弁護士役も素敵ですが、ぜひ見てほしいのがドラマ『サンガプ屋台』で演じた閻魔大王です。

この役のヨム・ヘランさんは、キャリアウーマン風のきつめのメイクと奇抜な衣装に身を包みながら、マニッシュでクールな魅力を爆発させています。

シリアスな役が多い彼女が、コミカルで格好良い閻魔大王を演じている姿は、まさに「裏ヨム・ヘラン」。「かっこいい」と笑っちゃうこと間違いなしです。

Q2. 彼女が唯一の主演を務めた作品はありますか?

A. 長いキャリアの中で、彼女は主に助演として活躍していますが、映画では主演を務めています。

特に2024年の映画『市民ドクヒ(原題)』では、主人公ドクヒを演じ、詐欺被害に遭った主婦が、自分の手で詐欺師を捕まえようとする痛快な物語で観客を魅了しました。

この映画は、彼女の持つ「庶民的で身近なアジュマ」のイメージと、「強い信念を持つ女性」のイメージが融合した、彼女の魅力が詰まった作品だと思います。

Q3. 「トッケビ」の叔母役と「ザ・グローリー」のヒョンナム役、どちらが素の自分に近いですか?

A. もちろん、『ザ・グローリー』のカン・ヒョンナム役の方に近いです。

彼女はバラエティでも見せたように、普段は明るくて人懐っこい性格

DVに苦しむヒョンナムの役は、内面の悲しみは深いものの、ドンウンといる時の明るさや、ユーモアは、彼女の素に近

い部分を使って演じているのではないかと感じます。

あの憎らしい叔母さんを演じられるのは、彼女が素の自分とはかけ離れた役に全身全霊を捧げている証拠なんですよ。

まとめ

今回は、舞台で20年間の下積みを経て、韓国ドラマ界に欠かせない名バイプレイヤーとなったヨム・ヘランさんの魅力を徹底的に掘り下げました。

彼女の演技は、『トッケビ』での憎悪から、『賢い医師生活』での母性、『ザ・グローリー』での希望まで、人間の持つあらゆる感情の機微を、魂を込めて表現してくれます。

その圧倒的な実力は、国語教師を目指していた頃の真面目さと、舞台でのストイックな努力によって培われたものなんですね。

私生活では、優しくて気さくなママさんというギャップもまた魅力的。

これからも、ヨム・ヘランさんがどんな難しい役を、「自分から始めて」演じてくれるのか、本当に楽しみですよね。

彼女の出演作を見るときは、ぜひ「あ、今、舞台で鍛えた技術が出てる」とか、「この笑顔は、重慶の火鍋屋さんで見た笑顔だ」なんて思いながら、楽しんでみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

日本のドラマや韓国ドラマ、KPOPが大好きなライター5年目の主婦です。
あなたが知りたいことが解決できればいいなと思っています。
よろしくお願いします。

目次