今回は、誰もが認める「美しすぎる悪女」を演じさせたら右に出る者はいない女優さん、ワン・ビンナさんにスポットライトを当てます。
彼女のあの冷たい視線や、時折見せる哀愁を帯びた表情に、思わず「ゾクッ」とした経験、ありますよね。
私は初めて彼女の悪女役を見た時、その美しさと迫力に鳥肌が立ちました。
デビューから20年以上、第一線で活躍し続ける彼女の魅力は、単なる美貌だけではありません。
主演を食ってしまうほどの存在感、そして何より役によってガラッと変わる演技力に、多くの視聴者が引き込まれてしまうんです。
この記事では、ワン・ビンナさんが特に輝いていたおすすめの出演ドラマ5選を、彼女のプロフィールやプライベートのエピソードも交えながら、たっぷりご紹介しますね。
さあ、私たちと一緒に、ワン・ビンナさんの「悪女の系譜」をたどる旅に出かけましょう。
ワン・ビンナのプロフィールと波乱万丈な経歴

まずは、ワン・ビンナさんがどんな方なのか、基本的なところから押さえておきましょう。
彼女のキャリアは、ただ順風満帆だったわけじゃないんですよ。
プロフィールをチェック!
| 名 前 | ワン・ビンナ(왕빛나) |
| 職業 | タレント、女優 |
| 生年月日 | 1981年 4月 15日 |
| 身 長 | 170cm |
| デビュー | 2001年 ドラマ『新しい母さん』 |
スラッとした長身で、まさに画面映えする女優さんですよね。
「ビンナ」という名前は韓国語で「光る」という意味も持っていて、その名の通り、ドラマの中で強く輝く存在感を放っています。
デビュー初期からブレイクまで
ワン・ビンナさんは、2001年のドラマ『新しい母さん(継母)』でデビューを果たしました。
その後、映画にも出演しつつ、主にテレビドラマを中心に活躍されます。
彼女の名前が一気に広まったのは、2006年の大ヒットドラマ『ファン・ジニ』でのブヨン役です。
「『ファン・ジニ』のブヨンは、主人公ファン・ジニのライバルとなる妓生(キーセン)を演じ、繊細でありながらも嫉妬に燃える女性の心情を見事に表現しました。この作品でKBS演技大賞の助演賞を受賞されています。」(出典:Wikipedia「ワン・ビンナ」、KBS)
ただのライバルで終わらない、彼女の持つ独特の色気がこの役で開花したと私は感じています。
この受賞が、彼女の女優人生の大きなターニングポイントになったことは間違いないでしょう。
私生活で見せた「強さ」:結婚と離婚

女優として活躍する一方で、彼女のプライベートも注目されてきました。
特に、結婚生活とそこから選んだ「離婚」という道は、彼女の持つ芯の強さを感じさせます。
プロゴルファーとの結婚と破局
ワン・ビンナさんは、人気絶頂期の2007年1月に、6歳年上のプロゴルファー、チョン・スンウさんと結婚されました。
当時のインタビューでは、
「夫は本当に家庭的で優しい人です。夜遅く帰宅しても子供と遊ぶ姿を見ていると育児ストレスを特に感じません」(出典:過去のインタビュー記事などを参照)
と語るなど、幸せな家庭を築いている様子をのぞかせていました。
素敵な旦那さまとお子さんに恵まれて、順風満帆かと思いきや…。
結婚から11年目となる2018年4月、「性格の不一致」を理由に離婚を発表されました。
円満な合意による離婚で、二人の息子さんの共同養育を約束されたそうです。
誰もが羨むような結婚生活を送っていても、時が経てば乗り越えられない壁にぶつかることもある。
でも、お互いを尊重し、共同養育という形で親子の絆を大切にする姿勢は、彼女の誠実さが表れているなと感じました。
二人の大切な息子たち
結婚生活中に、2009年に長男、そして2015年に次男を出産されています。
特に次男の妊娠時には、SBSドラマ『秘密の扉』へのキャスティングが決定していたにもかかわらず、早期に降板という決断をされました。
仕事よりも子供の命を優先する、母としての強い決断ですよね。
出産後には、「今後は良い母、良い妻、良い女優として努力していきたい」と語られていましたが、現在も二人の息子さんを育てながら、女優業を続けていらっしゃいます。
私生活でも、彼女が悪女役で見せるような「ただ美しいだけじゃない、強い女性」の姿を体現しているように感じませんか。
美しすぎる悪女降臨!ワン・ビンナのおすすめ出演ドラマ6選
さて、いよいよドラマのご紹介です。
ワン・ビンナさんが「悪女」としての真価を遺憾なく発揮し、視聴者の心を鷲掴みにした(もちろん、憎たらしいという意味も含めて。笑)おすすめのドラマを5つ、厳選してご紹介します。
① 『ファン・ジニ』(2006年):嫉妬に燃える一流妓生!

彼女のブレイク作であり、後世に続く「悪女キャラ」の原型がここにあります。
| 役名 | ブヨン(プヨン) |
| ジャンル | 時代劇、ロマンス |
| 注目ポイント | 主人公ファン・ジニの才能を認めつつも、激しく嫉妬し、愛憎をぶつけるライバル妓生。その美しさと、心の内側に秘めた激しい感情の対比が見事です。 |
美と芸の頂点を争う妓生の世界で、主人公のファン・ジニ(ハ・ジウォンさん)にことごとく敗北感を味わい、嫉妬に駆られていくブヨンの姿は、切なくも恐ろしい。
この作品で彼女の繊細な演技力が認められたのは、本当に納得です。
② 『欲望の仮面』(2012年):夫を奪う「仮面」の下の狂気

「ワン・ビンナ=悪女」のイメージを決定づけたとも言えるのが、このドロドロの愛憎劇です。
| 役名 | カン・チェリン |
| ジャンル | 復讐、愛憎劇(マクチャンドラマ) |
| 注目ポイント | 親友の夫を奪い、その座に居座る冷酷な悪女。美しすぎる「仮面」の下に隠された、凄まじい欲望と狂気を熱演。 |
マクチャンドラマの真骨頂。
彼女が演じたカン・チェリンは、自分の欲望のためなら手段を選ばないキャラクターで、見る人をイライラさせるのに、目が離せない魅力がありました。
その後のドラマでも、「夫を奪う女」の代名詞のようになりましたよね。
③ 『二人の女の部屋』(2013年-2014年):ホテルを舞台にした愛憎復讐劇

これもまた、ワン・ビンナさんの独壇場。
復讐劇において、彼女の存在感は抜群です。
| 役名 | ウン・ヒス |
| ジャンル | マクチャンドラマ、復讐 |
| 注目ポイント | 契約社員のヒスが、正社員への登用を邪魔され、不当解雇されたことから始まる壮絶な復讐劇。彼女の冷徹な表情と、相手を追い詰める執念深さにゾッとします。 |
視聴者コメントでも「恋愛より面白い」「面白かった」と評価されているように、一度見始めたら止まらない中毒性があります。
ワン・ビンナさんの徹底した悪役ぶりが、ドラマの面白さを牽引していました。
④『人形の家~偽りの絆~』(2018年):傲慢な財閥3世!

現代の財閥家を舞台にした愛憎復讐劇でも、彼女の悪女ぶりは健在でした。
| 役名 | ウン・ギョンヘ |
| ジャンル | 復讐劇、愛憎劇 |
| 注目ポイント | ファッション財閥の傲慢な三代目令嬢。自分の地位や欲望のためなら、周囲の人を傷つけることも厭わない、絵に描いたような悪役です。 |
このドラマでは、複雑に絡み合う人間関係の中で、彼女の感情の起伏が激しく描かれています。
美しく着飾った姿で冷酷な振る舞いをするギョンヘ役に、視聴者は「イ・ウニョンさん(共演者)最高!」「めっちゃ面白いです!!」と、ドラマへの熱狂的なコメントを寄せていました。
⑤『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』(2021年):冷徹な王妃役

最近の出演作でも、彼女の存在感は圧倒的です。
ここでは、再び時代劇の重要なポジションを演じました。
| 役名 | チン王妃(チン・ジャギョン) |
| ジャンル | 時代劇、王女 |
| 注目ポイント | 5世紀後半の高句麗を舞台に、王権争いに巻き込まれる冷徹な王妃を演じ、短い出演の中でも強烈な印象を残しました。 |
主演はナ・イヌさんやキム・ソヒョンさんといった若手ですが、ワン・ビンナさんは経験豊富なベテランとして、物語の重厚感を支えています。
出演シーンは多くなくても、その冷徹で威厳のある佇まいは、やはり画面に釘付けにされましたね!
⑥『漆黒の四重奏<カルテット>』(2016年-2017年):政略結婚で人生を狂わされる女

これもまた、彼女の悪女演技が光る長編マクチャンドラマです。
| 役名 | ペク・ミニ |
| ジャンル | マクチャンドラマ、復讐、記憶喪失 |
| 注目ポイント | 政略結婚を機に人生が狂い、愛と憎しみの渦に飲み込まれていくミニ役。記憶喪失といった韓ドラの要素も絡み、壮絶な愛憎劇を繰り広げます。 |
ワン・ビンナさんは、政略結婚という運命の中で、愛する人を巡って主人公と対立するミニを演じました。
複雑な状況下で、彼女が見せる哀愁と冷酷さの混在した演技は、まさに圧巻です。
よくある質問(FAQ)
ドラマを見ていると、ワン・ビンナさんの私生活や、今後の活動について色々気になりますよね。
本文には書ききれなかった、皆さんが疑問に思いそうな質問に答えていきます。
Q1. ワン・ビンナは今、再婚しているの?
A. いいえ、現在のところ再婚の情報はありません。
2018年にプロゴルファーのチョン・スンウさんと離婚されて以来、再婚に関する公式な発表はされていません。
現在は、二人の息子さんを育てながら、女優としての活動に専念されているようです。
インスタグラムなどでは、お仕事や日常の様子を垣間見ることができますよ。
Q2. 彼女は悪女役以外も演じるの?
A. もちろん、悪女役以外にも多くの役を演じています。
悪女のイメージが強いかもしれませんが、コミカルな役や温かい役も演じられています。
例えば、2010年の『恋愛マニュアル〜まだ結婚したい女』では、主人公の友人役で明るいキャラクターを演じたり、2021年〜2022年のホームドラマ『紳士とお嬢さん』では、ヒロインの継母であるチャン・グッキ役として、複雑な感情を持つ等身大の女性を演じ、その演技の幅広さを見せています。
Q3. 彼女が出演した長編ホームドラマでおすすめは?
A. 2016年の『ドキドキ再婚ロマンス〜子どもが5人!?〜』がおすすめです。
このドラマは、シングルファザーとシングルマザーの再婚をめぐるホームドラマで、ワン・ビンナさんはカン・ソヨン役として出演されています。
彼女が悪役でない、家族の一員としてのコミカルで人間味あふれる演技を見られる貴重な作品ですよ。
「悪女じゃないワン・ビンナさんも素敵」と感じるはずです。
まとめ
今回は、美しさと凄みが同居する女優、ワン・ビンナさんをご紹介しました。
『ファン・ジニ』の嫉妬深い妓生から、『欲望の仮面』の冷酷な悪女、そして最近の時代劇での威厳ある王妃役まで、彼女が演じるキャラクターは、いつも物語に深みと緊張感を与えてくれますよね。
彼女の演技の引き出しの多さには、本当に舌を巻きます。
私生活では、二人の息子さんを育てる強い母親であり、女優としても休むことなく挑戦し続ける姿は、同性としてもすごく尊敬します。
彼女の放つ「美しすぎる悪女」オーラは、これからも韓ドラ界に欠かせないスパイスとなるでしょう。
次に彼女がどんな魅力的な悪役を演じてくれるのか、今からワクワクが止まりませんね。
皆さんも、今回ご紹介したドラマの中から、ぜひ彼女の「悪女演技」の真髄を確かめてみてください。
