【虎に翼】バーのママ山田のモデルは2人!永井明子!カルーセル麻紀はデマ!

【虎に翼】バーのママ山田のモデルは2人!永井明子!カルーセル麻紀はデマ!

2024年4月から放送の朝ドラ『虎に翼』。

そんな『虎に翼』で性転換手術をしたバーのママ山田(中村中さん)が登場しましたが、モデルは誰なのでしょうか。

今回は、

この記事でわかること
  • 虎に翼で性転換手術を受けたバーのママ山田のモデルが誰なのか
  • 山田という姓(苗字)に意味はあるのか

について調査しました。

本当にモデルなのか、時代背景も検証していきましょう!

目次

【虎に翼】バーのママ山田のモデルはいる?

2024年8月21日放送の『虎に翼』に中村中さん演じる「性転換手術を受けたバーのママ山田」が登場しました。

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虎に翼でバーのママ山田を演じているのは、シンガーソングライター兼俳優の中村中さんです。

中村中さん自身の性別は男性で心の性別は女性という、トランスジェンダーであることを公表しています。

2006年にデビューし、翌年第58回NHK紅白歌合戦に出場したシンガーソングライター、中村 中(なかむら・あたる)は、男児として生まれ、女性として生きているトランスジェンダーだ。

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中村中のプロフィール
  • 名前:中村中(なかむら あたる)
  • 生年月日:1985年6月28日
  • 年齢:39歳(2024年8月現在)
  • 職業:シンガーソングライター、俳優
  • 出身:東京都墨田区

『虎に翼』バーのママ山田は性転換を受けていますが、演じた中村中さん自身は性転換手術は受けていません。

そんな中村中さん演じる『虎に翼』のバーのママ山田のモデルは誰なのか気になる声が多く出ています。

朝ドラ 虎に翼で、中村中さん演じる「性転換手術をした」という山田なる人物が登場しました。
モデルがいるのでしょうか?(引用元:Yahoo!知恵袋

結論から申し上げますと、

『虎に翼』公式はバーのママ山田のモデルがいるのか、誰なのかは公表していない

です。

ただ、『虎に翼』でトランスジェンダー考証を務めた三橋順子さんが自身のブログにて、

  • 永井明子
  • 曾我廼家市蝶

の2人をモデルにしたと綴っています。

ちなみに、山田さんの設定は、1951年に戦後世界最初の「性転換手術」を受けて、1953年に戸籍も男性から女性に変更した永井明子さんと、新派の女形から、戦後はノガミ(上野)の女装男娼に転じ、19511年に湯島天神・男坂下にBar「湯島」を開店した曾我廼家市蝶(そがのやしちょう)さんとの合成です。

続々・たそがれ日記
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カルーセル麻紀説はデマ!

噂とはなりましたが、カルーセル麻紀さんは虎に翼の山田のモデルではないことが分かっています。

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カルーセル麻紀プロフィール
  • 名前:カルーセル麻紀
  • 旧姓:平原徹男
  • 性別:1942年11月26日
  • 年齢:81歳
  • 出身地:北海道釧路市
  • 職業:タレント

カルーセル麻紀さんは幼少期から心が女性的であったそうです。

北海道釧路北陽高等学校を中退後は、北海道や大阪の「ゲイバー」で働いていました。

その後1963年21歳の時に芸能界デビューし、タレントや歌手、俳優として一気に有名となりました。

カルーセル麻紀さんは、19歳の時に大阪の病院で去勢手術を受けたそうです。

1973年31歳の時にモロッコで性別適合手術を受けたとのこと。(引用元:Wikipedia

時代が合わなくてもモデルにする場合もあるよね?という声もありましたが、モデルにするには時代背景と生い立ちが結構異なりましたね

では早速、虎に翼でバーのママ山田のモデルとなった2人の生い立ちなどを紹介していきます。

【虎に翼】バーのママ山田のモデル2人の生い立ち

『虎に翼』で性転換手術を受けたバーのママ山田のモデルと言われる2人の生い立ちなどをご紹介します。

モデル①永井明子

『虎に翼』で性転換手術を受けたバーのママ山田が誰なのか、噂となっている候補2人目は、永井明子さんです。

永井明子さんは「虎に翼の山田のモデル」であることが判明しています。

永井明子さん(元の名前:永井明)は1950年8月から1951年2月にかけて2回に分けて性転換手術を受けています。

日本で初めて性転換手術を受けた人物だと言われています。

永井明子は、1924年(大正13)東京葛飾区亀有の生まれで、職工や事務員など職を転々とした後、聖路加病院に雑役夫として勤めていた時に、男性への愛情をきっかけに転性を決意し、1950年8月から51年2月にかけて東京台東区上野の竹内外科と日本医科大学付属病院で2回に分けて精巣と陰茎の除去手術と造膣手術を受け、さらに別の病院で乳房の豊胸手術を受けました。

インターセックスではなく、完全な男性からの「性転換」で、手術完了の時点では27歳でした。ちなみに、手術の名目は「陰茎ガン」だったそうです。

日本女装昔話

永井明子さんが性転換手術を受けたのは、27歳の時だったそうです。

永井明子さんは元々病院の雑役夫(主な業務以外のさまざまな仕事をする人)をしていましたが、性転換後はキャバレーの女性歌手としてデビューしたようです。

  • 性転換手術を受けた時代(1950年代)
  • 性転換手術を受けた年齢(27歳)(中村中さんが30代)
  • 性転換手術を受けた場所が上野(「上野の街にはお世話になってる」という山田のセリフ)

から共通点が多いですね。

キャバレーの歌手として注目されましたが、その後永井明子さんがどこで何をしていたのかは不明となっています。

家庭裁判所に申し出も!

永井明子さんは、「戸籍上三男ではなく次女としてほしい」と家庭裁判所に願い出たそうです。

その後1954年に、永井明子さんは戸籍上も女性となり、名前も「明」から「明子」と変更されたそうです。

家庭裁判所に申し出とは、山田さんのモデルには寅子と通じる部分も無くは無かったようですね!

モデル②曾我廼家市蝶(そがのやしちょう)

『虎に翼』で性転換手術を受けたバーのママ山田が誰なのか、噂となっている候補3人目は、曾我廼家市蝶さんです。

永井明子さんは「虎に翼の山田のモデル」であることが判明しています。

曾我廼家市蝶さん(元の名前:小林由利)は、東京文京区周辺で1950年代に「湯島」という小さいバーを経営していた方です。

ゲイバーの先駆け的存在とも…

曾我廼家市蝶さんの経営する「湯島」というバーは、女装男性がいるという当時他にはない特徴が人気を集める理由になったようです。

『虎に翼』のバーのママ山田が経営する「バー」が「女装男性がいる」という描写はまったくありませんが、「バーを経営している」という点が同じですね。

曾我廼家市蝶さんは幼少期から心が女性的であると自覚しており、「曾我廼家五郎劇団」の女形をしていました。

市蝶は1915年(大正4)頃の生まれ、子供の時から女性的傾向を自覚して女形で生きようと思い、14歳の時に娘形としてデビュー。

日本女装昔話

戦後1年間は満州で「蝶家」というバーを経営し、1946年10月に焼け野原の東京に帰り、生活が困窮。

1947年11月から男娼として4年半働き、そのお金で「湯島」を開店させています。

曾我廼家市蝶さんが性転換手術を受けたという情報はありません。

市蝶さんは、55歳の時35歳の男性客と揉めて殺害されてしまうという最期を遂げたとのことです。(参考:日本女装昔話

戦後に自身の性と向き合ってこられた永井明子さんと曾我廼家市蝶さんという2人の人物が、『虎に翼』の山田のモデルとなって登場したというわけですね。

虎に翼バーのママ山田のモデルについて世間の声は?

『虎に翼』のバーのママ山田のモデルについて、SNSではちょっとした論争になっているようです。

争点は、以下のようなものです。

カルーセル麻紀さんだと時代が合わないけど、カルーセル麻紀さんなのかな?

永井明子さんって方が日本人初で時代も場所も一致するよ!こっちだよカルーセル麻紀さんじゃないよ!!

誰でも良くない?時代が合わないとかいちいち考えないといけないの?

時代に即した物語が多い朝ドラなので、モデルが気になってしまうという人や「純粋にドラマとして楽しめばいいじゃん!」という人などさまざまな声が上がっているようですね。

中村中さんの山田役はとっても美しくて眼福だったんですが、情報過多で頭がパンパンになりました…(弱い)

一旦、航一さんと寅子には2人旅に行ってもらって、のんびりしていただけると非常に助かります

多様性や自身の権利、命など考えることがさまざまあって難しくもあり、様々なことを教えてくれるドラマですね!

今後の虎に翼の展開を楽しみにしましょう!

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