韓国ドラマで母親役としてよく見かけるベテラン女優イ・ヘスクさん。
実は日本でも活動していて、あの名作「ニューヨーク恋物語」(1988年)にも出演していたんですよね。
財閥のお金持ちの奥様役が多くて、その上品なオーラがとても印象的。
最近私が観た「棘と蜜」(帰ってきたポクダンジ)では悪役の会長夫人を演じ、その存在感に心を掴まれました。
そんなイ・ヘスクさんについて、彼女のプロフィールから出演作品、日本での活動歴まで詳しく掘り下げてみました。
イ・ヘスクのプロフィール

2025年現在63歳です。
なんと1978年、高校1年生の時に芸能界デビュー。
1981年のドラマ「女性熱 – チャン・ヒビン」で注目され、その後1987年には日本のドラマやCMにも出演。
化粧品の専属モデルを務めるなど、日本でも幅広く活躍していました。
数々の賞も受賞。
1982年にはMBC演技大賞新人演技賞、1991年にはモントリオール国際映画祭主演女優賞を獲得。
2002年と2005年にはKBS演技大賞優秀賞を受賞し、2013年のMBC演技大賞も受賞するなど、多くの実績を誇っています。
主な出演ドラマ作品

イ・ヘスクさんの出演作は数多くありますが、特に印象的なのが以下の作品です。
- 「チャン・ヒビン」(1981年):デビュー直後に注目を浴びた作品。
- 「ニューヨーク恋物語」(1988年):日本の人気ドラマ。田村正和さんとも共演し、日本語で演じたことでも話題に。
- 「棘と蜜(帰ってきたポクダンジ)」:最近の作品で、悪役の会長夫人役としてダークな魅力を披露。
- 「王の女」:時代劇で側室役を演じるなど、時代物への挑戦も。
- その他、「おいしいプロポーズ」「女人天下」「傷だらけの女たち」「わが愛しの蝶々夫人」など多数。
彼女の役どころは多くが母親や妻、さらには財閥の奥様など、上品でありながら強い女性が多いです。
そんなイ・ヘスクさんの佇まいは、どんな華やかなシーンでも引き締め役として存在感を発揮しています。
イ・ヘスクのドラマ出演における役柄タイプ一覧
イ・ヘスクさんは長年にわたりドラマで多彩な役柄を演じてきましたが、特に以下のような役柄が多く見られます。
財閥の会長夫人や裕福な母親など、存在感と上品さを併せ持つ役が印象的ですね。

| ドラマタイトル | 役柄タイプ | 役柄の特徴・解説 |
|---|---|---|
| ニューヨーク恋物語(1988年) | ルームメイト | 主人公のルームメイト役で、言語の壁を超えた国際派女優として出演。 |
| 棘と蜜(帰ってきたポクダンジ) | 会長夫人・悪役 | 娘と共に主人公を陥れる、財閥のお金持ちで陰険な会長夫人役。存在感抜群。 |
| 王の女(時代劇) | 側室 | 朝鮮王朝時代の側室役。時代劇への挑戦も行い、多面的な演技を披露。 |
| おいしいプロポーズ | 母親 | 頼りがいがありつつも家庭的な母親役を熱演。 |
| 女人天下 | 財閥の妻 | 財閥系の奥様役として、高貴で気品のある人物設定。 |
| 傷だらけの女たち | 母親 | ドラマの感動的な場面を演出する優しい母親役。 |
| ドリームハイ | 教師・母親 | 若者たちを支える優しい指導者、母親像として描かれることが多い。 |
| わが愛しの蝶々夫人 | 妻 | 辛抱強く、生真面目な妻の役柄。 |
| 金よ出てこいコンコン | 財閥の妻・経済的権力者 | 高級感を演出し、裕福でありながら複雑な感情を持つ女性像。 |
| 大切に育てた娘ハナ | 母親 | 家族思いの母親役。感情の変化を繊細に表現。 |
イ・ヘスクさんの役柄は、お金持ちや権力者の妻、経営者の母親といった「上品さ」と「影の強さ」を兼ね備えたキャラクターが多く、ドラマの中で重要なキーとなる存在として描かれています。
会長夫人役は特に印象が強く、威厳と時に怖さを感じさせる演技は多くの視聴者の心に残ります。
作品によっては時代劇の側室、現代ドラマの財閥妻、母親役まで幅広い範囲をカバー。
美しさと成熟した存在感を生かして、見る人を惹きつける名バイプレイヤーの一面を持っています。
イ・ヘスクさんのドラマ出演時の役柄タイプはこのように多彩でありつつ、どれも強烈な印象を残すものばかりです。
ドラマを観る際はぜひ役柄のタイプにも注目してみてくださいね。
日本での活動歴と驚きのエピソード

イ・ヘスクさんは日本でもかなり活動の幅を広げていて、1987年の「ニューヨーク恋物語」で桜田淳子さんのルームメイトの張美姫(ミヒ)役役を務めました。
舞台はニューヨーク、イ・ヘスクさんが演じたミヒは柳葉敏郎さんが演じるボクサー志望の小池一徹と恋人です。

ふたりはアメリカでの成功を夢見てがんばっているのですが、なかなかうまくいきません。
イ・ヘスクさんはちょっとカタコトですが日本語で出演し、言語の壁を超えた活躍はとても印象的ですごくかわいかったです。
韓国でのキャリアを積みながら、日本のテレビドラマに進出し、言葉の壁を乗り越えて日本語で演技を行うという異例の挑戦。

当時は韓国の女優さんが日本のドラマに出演する例も少なく、イ・ヘスクさんのこの挑戦は大きく注目されていたようです。
共演者との言葉の壁を克服するために何度もリハーサルを重ね、現場で日本スタッフや俳優たちと積極的にコミュニケーションを取ったという話も聞かれます。
彼女の実力とプロ意識の高さがあったからこそ、言語の異なる環境でも存在感を発揮できたのでしょうね。
ドラマで人気になったヘスクさんはその後、「オールナイトフジ」など日本のバラエティ番組にも出演し、韓国と日本を行き来しながら活躍しました。
芸能活動を一時休止した時期もありますが、1994年にドラマヒロインとして復帰して以来、安定した人気を保っています。
このような日本での経験と成功は、イ・ヘスクさんが演技者として一段と成長し、その後の韓国ドラマでの重厚な母親役や財閥の妻役に繋がっていきました。
ぜひイ・ヘスクさんの出演作品を見返し、その国際的キャリアにも思いを馳せてみてください。
彼女の美しい演技はもちろん、努力と挑戦の歴史にも胸を打たれることでしょう。
プライベート:結婚や夫について
イ・ヘスクさんは1992年4月に映画会社社長のハン・ギウンさんと結婚。
一時は芸能界を離れていましたが2年後にまた活動を再開しました。
結婚生活は公には多くが語られませんが、長く夫を支えながら仕事も両立する姿はファンから尊敬されています。
さらに興味深いのが、かつて日本の俳優からプロポーズされたこともあるというエピソード。
具体的な名前は非公開ですが、「ニューヨーク恋物語」の共演者の中にいるのではとファンの間で話題になっています。
まとめ
イ・ヘスクさんは40年以上にわたって韓国と日本の両方で幅広い活躍をしてきた凄い女優さん。
上品で強い女性の役柄がよく似合い、ドラマの中でいつも安定した存在感を放っています。
若い頃の美貌もさることながら、歳を重ねても変わらない魅力は本当に素敵です。
日本のドラマファンも韓国ドラマ好きも、ぜひ彼女の演技に注目してほしいですね。
よくある質問
Q1 イ・ヘスクさんは今も現役でドラマに出演していますか?
はい、最近でも「棘と蜜」などの話題作で重要な役を演じています。今後も活躍が期待されます。
Q2 日本語はどの程度話せるのですか?
「ニューヨーク恋物語」では日本語で演技をしており、高い語学力と表現力を持っています。
Q3 夫のハン・ギウンさんとはどんな方ですか?
韓国の映画会社の社長で、プライベートでは彼女を支える存在として知られています。
Q4 日本の有名俳優からのプロポーズは誰ですか?
具体的な俳優名は公開されていませんが、当時の共演者の中にいる可能性が高いとされています。
彼女の歴史あるキャリアを振り返ると、ただの母親役のイメージ以上に人間的な魅力と国際的な経験が凝縮されていることを実感します。
これからも益々のご活躍を楽しみにしています。
