ねえ、韓国ドラマの名脇役って、本当に物語を面白くする天才だと思いませんか。
特に、あの華やかなオーラと高慢な表情が忘れられない女優さん、それがチャ・ファヨンさんです。
彼女が出演した大ヒットドラマ『紳士とお嬢さん』は、日本でも大きな話題になりましたよね。
そこで演じたワン・テランという役は、「愛すべきトラブルメーカー」として、視聴者を釘付けにしました。
- 「あのド派手なファッションの継母役、本当にハマってたけどどんな人。」
- 「いつもお金持ちの奥様役だけど、プライベートもやっぱりすごいの。」
なんて、チャ・ファヨンさんのことがもっと知りたくなっている方も多いはず。
彼女のキャリアは、まるで一編のドラマのようで、波乱に満ちているんです。
この記事では、
- 『紳士とお嬢さん』のワン・テラン役の「面白すぎる設定」
- 彼女が「財閥の奥様役のアイコン」になった理由
- ソン・ヘギョさんやチョ・スンウさんら大物と共演した必見の出演ドラマ
を、友達とおしゃべりするような親近感あふれるトーンで深掘りしていきますね。
彼女の圧倒的な存在感の秘密を、一緒に探ってみましょう。
華麗なるカムバック!チャ・ファヨンのキャリアと『紳士とお嬢さん』

チャ・ファヨンさんは、1980年代にトップスターとして活躍した後、結婚を機に一度引退しましたが、2000年代以降に「お母さん、姑役」として見事にカムバックを果たしました。
そのキャリアの厚みが、彼女の演技に深みを与えているんです。
『紳士とお嬢さん』のワン・テラン役は「愛すべきお騒がせキャラ」

『紳士とお嬢さん』でチャ・ファヨンさんが演じたワン・テランは、主人公イ・ヨングク会長(チ・ヒョヌ)の継母であり、実の娘セリョン(ユン・ジニ)の母親です。
この役、設定がまたドラマチックで面白いんですよね。
- 「元女優」という華やかな背景! 彼女自身が元女優という設定のため、常に派手でエレガントなファッションに身を包んでいて、目を引きます。その派手さは、まるで舞台の上の登場人物のようで、ドラマに一層の華を添えていました。
- 実は会長の「愛人」から「奥様」へ ワン・テランは、ヨングクの亡き父の愛人だった人物。ヨングクの母が亡くなった後、イ家に乗り込んできて、大奥様として20年以上も暮らしている、という複雑な過去を持つんです。この設定、もうマクチャン(愛憎)ドラマですよね。引用:ワン・デランはヨングクの亡き父の愛人。イ家で20年以上暮らし大奥様として扱われているが、遺産ももらえず、ヨングクから何度も追い出されそうになっている。(出典:Wikipedia「紳士とお嬢さん」より)
- 見栄と愛が絡み合う、憎めない存在 自分の地位を守ることや、娘の結婚にまつわる見栄を張ることにかけては天才的。しかし、その根底には、自分と娘を守りたいという過保護すぎるほどの愛情が見え隠れします。だからこそ、彼女の巻き起こす騒動は、憎らしいけど、どこか「頑張れよ」って応援したくなる魅力がありました。私も、彼女のエピソードだけを集めたスピンオフが見たいくらいハマっちゃいました。
財閥奥様役のアイコン!チャ・ファヨンの「冷徹な美学」
チャ・ファヨンさんといえば、多くのドラマで「財閥の奥様」や「冷徹な姑」役を演じ、その圧倒的な存在感で物語を支配しています。
なぜ、彼女の悪役はこんなにも説得力があるのでしょうか。
エレガンスと冷たさの絶妙なバランス
彼女の悪役が単なる「意地悪なおばさん」で終わらないのは、そのエレガントな外見と冷たい眼差しのギャップにあると思います。
- 立ち姿が美しい「舞踊科出身」の品格 彼女はソウル芸術高校舞踊科出身なんです。だから、姿勢や歩き方、手の動き一つ一つに品格があり、たとえ感情的に怒鳴るシーンでも、どこか高貴な雰囲気が漂います。これが、「普通のおばさん」ではない、「財閥の奥様」としてのリアリティを生み出しているんですよ。
- ソン・ヘギョさんとの緊張感ある共演 特に、トップ女優のソン・ヘギョさんと共演した『ボーイフレンド』や『今、別れの途中です』では、その冷徹な美しさが際立っていました。 『ボーイフレンド』では、スヒョン(ソン・ヘギョさん)の元夫の母親キム・ファジン役として、彼女を支配しようと画策する権力志向の強い女性を熱演。その有無を言わさない迫力に、見ているこっちまで息苦しくなりました。
彼女の演技は、視聴者に「この人には逆らっちゃダメだ…」と思わせる絶対的なオーラを放っていますよね。
ベテラン女優の貫禄!出演ドラマ厳選リスト

彼女の出演ドラマは本当に数え切れませんが、特に彼女の魅力が光る作品を、ジャンル別にご紹介しますね。
骨太な愛憎劇・長編ドラマでの名演
| ドラマ名 | 放送年 | 役柄(特徴) | 備考 |
| たった一人の私の味方 | 2018年 | オ・ウニョン(財閥の妻) | 息子を溺愛し、ヒロインを徹底的にいびる強烈な姑役。その嫌がらせっぷりが話題沸騰。 |
| 黄金の庭~奪われた運命~ | 2019年 | ジン・ミスク(貪欲な継母) | 欲望のために主人公を不幸に陥れる、悪の中の悪のような継母を演じました。 |
| 帝王の娘 スベクヒャン | 2013-2014年 | トリム(高句麗の元密偵) | 時代劇。主人公の師匠であり、複雑な過去を持つ人物。武寧王の影のような存在感でした。 |
短編・ミニシリーズでの光る存在感
| ドラマ名 | 放送年 | 役柄(特徴) | 備考 |
| 離婚弁護士シン・ソンハン | 2023年 | マ・グミ(テナム電子会長の妻) | チョ・スンウさん主演作。財閥の離婚問題を巡る中で、冷静沈着な奥様を演じました。 |
| 病院船~ずっと君のそばに~ | 2017年 | オ・ヘジョン(主人公の母親) | ハ・ジウォンさん演じる主人公の母親役。厳しくも娘を想う母親を演じました。 |
| 一度行ってきました | 2020年 | チャン・オクブン(市場の母親) | 珍しい善人役。家族思いで温かい市場の母親を演じ、視聴者から大好評でした。彼女の優しい演技が見たいなら絶対これ。 |
よくある質問
最後に、チャ・ファヨンさんについての素朴な疑問にお答えしていきますね。
Q1:チャ・ファヨンは、私生活でどんな人なんですか?
ドラマでは強烈な役柄が多いチャ・ファヨンさんですが、プライベートでは明るく気さくな性格で知られています。
バラエティ番組に出演した際には、ドラマの役柄とのギャップに、MCや共演者も驚くほど。
彼女のキャリアは波乱万丈で、結婚と引退、そして再ブレイクという道を歩んできました。
娘さんが女優のチャ・ジェイさん(チャ・ヒョリムから改名)だということも有名で、親子で芸能活動をされています。
この「芸能一家」というのも、彼女の華やかなオーラに繋がっているのかもしれませんね。
Q2:彼女が過去に経験した「スキャンダル」って何ですか?
チャ・ファヨンさんは、1980年代後半に絶頂期で結婚・引退した後、夫の事業失敗などにより経済的な困難に直面し、2000年代初頭に復帰を余儀なくされました。
この「カムバックまでの私生活の苦難」が、当時の韓国メディアで大きく報じられ、一種の波乱万丈なスキャンダルとして扱われた時期がありました。
しかし、彼女は困難に負けず、女優として見事に復活し、今の地位を築き上げたんです。
その不屈の精神は、本当に尊敬できますよね。
Q3:彼女は時代劇にも多く出演しているんですか?
はい、彼女は現代劇のイメージが強いかもしれませんが、時代劇にも多数出演しています。
特に、先述の『帝王の娘 スベクヒャン』(2013年)では、主人公の師匠で元密偵のトリムという重要な役を演じました。
また、2010年の『済衆院』などにも出演しており、韓服を着た優雅な姿も見せてくれています。
時代劇でも、彼女の持つ高貴な雰囲気は健在ですよ。
今回は、韓国ドラマの「悪役のアイコン」であり、トップクラスのベテラン女優であるチャ・ファヨンさんの魅力に迫ってみました。
まとめ
『紳士とお嬢さん』で見せた愛嬌と欲望が入り混じるワン・テランの演技は、彼女の多才さを改めて証明してくれましたよね。
若い頃の華麗なキャリアから、私生活の苦難を乗り越えての見事なカムバック。
その人生経験のすべてが、彼女の深みのある演技に繋がっているんだなと感じます。
優雅さと冷徹さを兼ね備えた彼女の演技は、韓国ドラマを一段と面白くしてくれる魔法のようなもの。
次に彼女の作品を見る機会があったら、ぜひ「今日のチャ・ファヨンさんは、どんなエレガントな悪役を演じるのかな」と期待しながら、その圧倒的な存在感を楽しんでくださいね。
きっと、ますます韓国ドラマの世界に引き込まれること間違いなしですよ。
